上流工程SEに必要なスキルと資格

資格取得がおすすめ!

上流工程のSEになるために必要な資格などは特になく、資格をまったく持たずに活躍しているSEもいるほどです。しかし、関連する資格を目指して勉強することでスキルアップになります。資格があればスキルがあることを証明できるようになるので、転職する際にも有利です。企業によっては資格手当や報奨金などを支給する場合もあるでしょう。難しい資格を取得すれば選択肢もチャンスも増えます。上流工程では多くの能力を求められるので、今後のキャリアに役立ちそうな資格を取得しておきましょう。そこで、上流工程のSEを目指す人におすすめの資格を4つご紹介します。

資格取得がおすすめ!
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中小企業診断士

さまざまな企業の経営課題と向き合わなければならないSEにとって、経営に関する知識の勉強は欠かせません。そのような勉強に役立つのが中小企業診断士の資格です。中小企業診断士は、中小企業の経営課題解決のためのアドバイスなどを行う専門家としての国家資格です。経営に関することをどのようにして学んだらいいか迷ったら、中小企業診断士の資格を目指して勉強してみてはいかがでしょうか。事例を使った問題などもあり、SEとしての業務に役立つスキルが身につきます。また、中小企業診断士の資格を持っていることで、SEとしての価値をさらに高めることができるでしょう。

J-SMECA 中小企業診断協会
試験では事例を使った記述問題もあり、経営的課題を解決するための知識も必要になります。二次試験合格後は実習もあるので、実践的な経験も積めます。
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ITコーディネータ

ITコーディネータは、経済産業省の推進資格として2001年に創設された資格です。この資格の目的は、経営者の立場に立ってITに関するアドバイスができる人材を育成することです。ITコーディネータには、「ITコーディネータ試験」と「専門スキル特別認定試験」の2種類があります。資格認定を受けるためには、2つの資格試験のどちらかに合格し、ケース研修を受講する必要があります。ケース研修では経営戦略の策定やシステム開発・運用のサポートなど、上流工程のSEそのもののような業務を疑似体験できます。

ITコーディネータ協会
資格を取得するには筆記だけでなく、15日間の研修を受けられます。
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システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、情報処理推進機構が実施している情報処理技術者試験のひとつです。システムアーキテクト試験を受験する前に基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を受験しておく必要がありますが、この試験にパスすることで上流工程のSEとしての価値を大幅に高めることができます。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
数あるIT系資格の中でも難易度が高い試験ですが、上流工程のSEをターゲットにした試験です。
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オラクルマスター

データベースに関する知識をつけるのに役立つのがオラクルマスターです。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの順にパスしていく仕組みなので、効率的にデータベースの知識をつけていくことができます。

Oracle University
ブロンズは実務経験があれば容易に取得できる資格なので、ブロンズを取得し、その後のゴールドとプラチナは必要に応じて上位の難易度を目指していきましょう。
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