上流工程SEに必要なスキルとやりがい「高収入」

高収入を目指すことができる!

SEにとって大きなやりがいのひとつとなっているのが収入面です。クライアントやユーザーの必要を満たすことによるやりがいももちろんありますが、そのことが収入にどのぐらい反映するかが重要なポイントです。通常は下流工程を経験してから上流工程へ進むことが多いものですが、上流工程へと転職したSEの多くは下流工程のころよりも収入がアップしているといわれています。

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上流工程は高収入

エンジニアのスキルをレベル0からレベル7までに区分けしたものが経済産業省によって策定されています。エンジニア未経験レベルのレベル0からレベル2まではエントリレベルです。ここまでのレベルは、上からの指導を必要とするエンジニアです。レベル3から4については、自分で課題を発見して解決まで導けるミドルレベルのエンジニアです。レベル5を超えるようになるとビジネスをリードできるハイレベルなエンジニアという位置付けです。上流工程を担当できるSEは、レベル5以上に該当するエンジニアです。レベル0から2までのSEは年収300万円台から400万円といったところですが、レベルが上がるにつれ500万円台、600万円台と年収がどんどん上昇し、レベル5になると年収は800万円を超えるようになります。上流工程のエンジニアとスタート時点では同じ年収だったアプリケーションエンジニアの場合、レベル5になると年収600万円台と上流工程のSEとは200万円以上年収に差が出てしまいます。このことから考えても、上流工程のSEの年収が他のエンジニアよりも高いということがよく理解できます。

下流工程の年収は伸びにくい

上流工程のSE以外のエンジニアであったとしても、レベル5以上となればその職種の中ではかなり高いレベルのエンジニアであると考えることができます。しかし、高いレベルに対して年収が高いかというと必ずしもそうではなく、下流工程のエンジニアはレベルと年収が比例ししていない場合も珍しくありません。特にプログラマーの年収はどこまで成長しても年収650万円ぐらいが限界とされています。もしそれ以上の年収を目指したいということであれば、下流工程のプログラマーから上流工程のSEへと転職することを視野に入れて行動する必要があるでしょう。上流工程のSEになるために必要なのは、ハイレベルなスキルとは限りません。システム開発に対する理解度は求められるかもしれませんが、業務上重要になるのはむしろコミュニケーション力の部分です。ユーザーのニーズやクライアントの要望を正しく理解する能力と、それを現場に正しく伝える能力があれば、高収入の上流工程で仕事をしていくことは十分に可能です。