上流工程案件はフリーランスSEにメリット多し

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上流へ向かうほど収入は上がる

フリーランスの場合は単価が高いので、上流工程になればなるほど収入を上げることができます。上流工程のSE案件の相場は70万円から90万円程度となっており、年収換算すると800万円を軽く超える勢いです。相場のどのあたりに属するかは、その人が持っているスキルや経験によって異なります。会社員のSEの平均年収は450万円から500万円といわれているので、フリーランスのSEとの差は歴然です。上流工程のSEを目指すなら、スキルを身につけてフリーランスになることも一考の価値があります。

上流工程の案件が高単価なのはなぜか

下流工程のメンバーがいくら優秀でも、SEによって作成された設計書を自己判断で逸脱することはできません。そのため、システム開発の質を決めるのは上流工程のSEの力量ということになります。システム開発の現場にとって、優秀なSEは予算をかけてでも確保したい人材です。いくつか選択肢があるならば報酬の高い案件にSEが流れていくのはごく当然のことなので、優秀な人材が欲しいところは上流工程のSEに最も多くの予算を投入しているのです。フリーランスは立場が不安定ですが、高いスキルを持っているSEは使い捨てのような使い方をされにくく、フリーランスでありながらも安定した立場を手に入れることが可能です。

フリーランスが上流工程のSEになるメリット

フリーランスのSEになる人は、会社員のSEとしてある程度の経験を重ねているものです。雇用されているかどうかの違いだけで業務内容は同じなので、過去のSE経験をフリーランスの仕事でそのまま生かすことができます。上流工程のSEに求められている即戦力も、SE経験者なら問題ありません。しかも、フリーランスなら多くの現場を経験しており、ひとつのやり方しか知らない人よりも現場への適応力があります。もうひとつの大きなメリットは、上流工程に入ることで負担が減ることです。仕様をまとめてそれぞれの役割を担うメンバーにタスクを振り分けるSEの仕事なら、ひたすら手を動かさなければならないプログラマーのような負担からは解放されます。年齢が上がってもフリーランスのSEとして第一線で活躍し続けるためには、上流工程のSEとしての地位を早くから築いておくことが大切です。